Tri-Ex LM-470D 修理 2014-10

Tri-Ex LM-470D タワーは、日本で800本以上販売されたそうだ。びっくり!!!
このクランク・アップ・タワーに同軸ケーブルを巻き込んでしまい、ブレス(斜材)を横に凸凹に曲げてしまった。

曲り具合
(画像)
曲り具合

当日はARRL DX Contestの最終日で、冬季強風に驚き、夜間下降中に事故発生である。
普段なら強風でもタワー昇降は全く問題は無いのだが、交換中の仮設同軸ケーブルが風にあおられて下降中に巻き込んでしまった。

亜米利加国生れの金髪娘「Gracie" Grace E. Gold嬢」と勝手に思ってるタワーである。
うわぁ~ん大変だ。可愛い娘に一大事?。
♪♪どうしよう どうしよう オ パキャマラド パキャマラド パオパオ  パンパンパン♪♪
♪♪テレビばっかりみていると 今にシッポが生えてくる それは大変 大変だ~♪♪

日を改めて、怖々タワーに登って確認する。「うわっ~!!!凄い!合計10本も曲ってる。」
各Sectionの曲りが競ってしまい、昇降不能になっている。
曲った場所が一階の屋根位の高さが多く、修理時の作業性が悪いな。

クランク・アップ・タワーに同軸ケーブルを巻き込むと、同軸が先に切れると聞いていたが
今回はタワーより10D-2V 3本の方が強かったみたいだ。
泣く泣く同軸ケーブルを切断する。同軸ケーブルは少々短くはなるが、コネクター取付直しで使用可能だ。
同軸ケーブルを修理して「烏の鳴かぬ日はあっても」「夜を日に継ぐ」交信のローカルOMに負けない志でオン・ジ・エアーを再開する。

メーカーサイト LM-470D

タワーは4段構成で最長21メートル程になる。
一番幅広な外側のSection No.8から、内側へNo.7、6、5と続き、Section No.7、6、5が昇降する。

被害はSection No.8から内側のSection No.7と5だ。どう言う訳かSection No.6に被害は無かった。
一番酷く曲ったSection No.8ブレスの張出しとNo.7ブレス及びタワー下側のチャンネル同士が衝突してしまい、最大伸長出来なくなった。

一番曲がったブレス
(画像)
一番曲がったブレス

地上からの目視や外観だけでは曲り具合が判別不明なので、タワーに登りテープで色別する。
赤テープは外側へプラス、青テープは内側へマイナスの曲りを示す。赤が1本、青が9本もある。

ブレスの色付け
(画像)
ブレスの色付け

遠目で見ると酷い曲りには見えないが、近くでアングルを並べると唖然!!!。
ブレス(斜材)は、一番外側のSection No.8で太さ13㎜、以下11㎜、9㎜、8㎜の丸棒である。
修理に業者を呼ばないとダメかな?。

10㎜位の曲り
(画像)
10㎜位の曲り

曲りをどうやって直すか考えてみた。
昔の雑誌で、修理に自動車用パンタグラフ・ジャッキを使う記事を思い出したぞ。
業者ならブレスを焼切り、新しい棒を溶接するかもね?。使えそうな鉄筋修正機なる道具もあるみたい?。
この様な作業は油圧ジャッキ使用が楽と思うが、「垂直使用でないと油漏れする。(取説書)」のと
圧力加減調整が難しそうなので、残念ながら今回は却下した。
時間もあるし、まずは直営で行う事にした。○○電子研究所工事部出動。

自動車ジャッキは、この様な場合を考慮して前車のを残してある。hi
最大幅のSection No.8は、ジャッキ最大伸長では届かないので、枕木を使う必要がある。
近所のホームセンターで材料の見立てを行う。
丁度良い木材の端切れを売ってたので、L金物と共に購入して帰る。

Section No.8用
(画像)
Section No.8用

晴耕雨読ならぬ雨の日には冶具を製作する。

Section No.7、6用
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交換後

晴れの日の実証中の写真。何とか自営修理出来そうな予感がする。

実証
(画像)
実証

最初に、凸凹で競っているSection No.5の凸を修理することにした。

凸直し
(画像)
凸直し

冶具を組み立てて、タワーの外から隙間を捜し押し出す。
曲った時の力の方向が判らないが、取り敢えず全部真横(水平)に押し出すことにした。
ブレスが細い(8㎜)ので修正が楽だが、少々押し過ぎて凸が凹になったみたい。
得意の「まあ~いいや」独り言爺さん。
これでモーター昇降が少々出来る様になり修理が進む。

次は大物のSection No.8ブレス修理だ。
検証するとブレスの隙間からジャッキが入らないことが判明する。
防護ネットを取外し、ジャッキをタワーの一番下から内に入れてロープで引き上げることにした。
「うんとこさ、どっこいしょ」で設置完了。

Section No.8ブレスは、太さ13㎜もあるので、反発力が強く押戻すのに特別大変だった。
「こんな太いのが良く曲ったねえ~」と自分でも驚く。
ジャッキをセットし、力を加えるとジャッキ先端が滑り効果が出ない。
急遽ワイヤー・クリップ2個購入して、ジャッキ先端が滑らない様に固定した。

クリップ留め
(画像)
クリップ留め

一か所だけ押すとブレスが凸凹になる恐れある。
平均に力が当たる様に、最大曲り中心から左右に少しづつ、ジャッキ先端を移動させて押し出す。
アングル等を使用して、全体に均一の力が加わる様にすればベストに直るかな?。
曲りが残っても昇降出来れば良いので、今回(二度あると困るが)は見送り。
購入時からSection No.8ブレスに一部曲りはあったぞ。

修正途中
(画像)
修正途中

Section No.8のブレス修正途中。

Section No.8修理完了
(画像)
Section No.8修理完了

何とかブレスが直り、隙間が出来てSection No.7のチャンネルが無事通過昇降出来た。

Section No.8修理後
(画像)
Section No.8修理後

この後、同じ要領でSection No.8、7全ての曲りを直した。

動く様になったので、昇降させ、各Sectionのブレスを一列に並べてみた。
垂直から見るとブレスの凸凹は判るが、使用には差し支えない程度の曲りである。
これで全修理完了とした。

年寄半日仕事と天候で作業は延17日も。
準備期間も入れて修理に何と約一年近くも掛って(春休み、GW、夏休みと昼寝&サボリ付)しまった。
「うぁ~い。これでWorld Wide DX contestに出られるぞ♪」

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